映画三昧の日
本日は映画三昧の日なり。
レンタルの期限が迫っていたので映画を一気見しました。3本見ましたが一日で見るには脳にも心情的にも少々キャパオーバーな感じですね。見た映画のまとめとして、書き留めておきます。
『ヒミズ』
悲運というべきか、不合理というべきか、悪い方向に進んでいくストーリー展開にいたたまれなくなりました。あと、大震災を受けてストーリーを大幅に変更したそうで、復興と更生の筋書きに持って行った強引さが少々荒いかなって思ってしまいました。伏線の回収しきれてないところは尺の関係上仕方のない部分なのかしらん。少し残念。しかしながら役者の演技はとても素晴らしく引き込まれ胸を打たれました。茶沢さんを演じた二階堂ふみさんがとてもチャーミングなキャラ設定が可愛かった。尚且つ彼女自身の演技も見どころ。原作が漫画のようですね、読んでみたい。
『カナリア』
作中のカルト教団はオウム真理教がモチーフ。カルト教団の解体後の散り散りになった家族を探し出すため少年が奮闘する話。カルト集団の回想シーンは生々しくて恐ろしいと感じました。カルト教団は信念を掲げ理想を実現しようとしますが、カルト教団も現実と同じ規則の中でしか存在できない。この事実に行き当たった時の信者達の行動の対比が印象的でした。あと、「子供は親を選べないし子供も親を選べない」この言葉は重みがありますね。割と淡々とした映画なので少々ダレる感じもありますが、子供たちの演技がすごいです。(ラストシーンの飛躍が多少引っかかります)
『宇宙人ポール』
タイトル通り、宇宙人と遭遇します。この宇宙人陽気でジョークが得意で破天荒なキャラがとても良い。そんな宇宙人、ポール(宇宙人と思えない名前!)に翻弄される地球人たちのSF友情コメディー。ポールの設定が細かく、さらに作りこまれているのでとても愉快で見どころが満載でした。SFの知識が全くない私でも楽しめましたが、SF愛が散りばめられており、知識があればもっと楽しめるのではないかと思いました。
映画の一気見はきつかったですが、楽しめました。
明日からまた仕事である現実が辛いです。怖い怖い。しかも、明日は重役の方との初対面もあるそうなので、今からお腹がキリキリ痛んでいます。怖い怖い。