採用通知と苦悩の狭間で

本日も午後から面接でした。3件応募したうちの最後。しかし、午前中に電話がかかってきた電話で昨日の面接に受かり採用との知らせが入ったので、この時点で午後からの面接は消化試合感満載で向かうことになってしまいました。まあ、話だけ聞こうと面接先に向かうとそちらでも即決採用。履歴書に写真を貼り忘れるという失態をしたにもかかわらず即決採用。なにこれイージーモード?と思いながらの帰路の途中にもう一社から採用連絡。結局3社とも受かって引く手あまたのこの状態、ハーレムの主人公か何かですか?な展開。まあバイトだしこんなものなんでしょうか。

前回は2社受けてどちらも不採用だったのでなぜこんな違いが出るのだろうと思い返せば行き当たるのはやはり精神的な疾患についての言及有無なのではないでしょうか。前回2社とも口が滑ってしまい心療内科の通院歴をポロっと話してしまいました。迂闊でした。そして届く不採用通知。哀しみの不採用通知。対して今回は空白の期間から精神科通院の文字を隠ぺいし、その間を埋めるためのストーリーという論理武装をして面接に向かいました。

勿論、理由をそこだけに求めるのは早計であるという意見はごもっともであると思います。面接は回数をこなしたり練習をすることで落ち着いて話せるようになりますし、ある程度の質問が予想できるようになりアドリブ対応もできるようになるので、そういった練習不足な要素もあったのかもしれません。

しかしながら、面接で話す内容で大きく変更したのは精神的な疾患に関する内容だけでした。やはり多少なり影響はあると言わざるを得ないでしょう。

精神的な疾患があることで雇用が思うようにいかないことは、仕方のないことだと思う反面、世知辛さを痛感する出来事でもありました。企業側としては疾患のある人を雇うことに対する不安があり、リスクを進んで選ぼうとはしないのでしょう。理屈として頭ではわかるのですが、何とも形容しがたい息苦しさを感じてしまうのです。病気や怪我に遭うのは偶然であり誰もその未来を予測できませんし、病気や怪我を避けて通るということはできないはずです。それなのに、怪我や病気、特に精神の疾患であるとその病歴があるだけで倦厭されてしまう。なんと世知辛いのか。言いようのない悲しみと苦しさを感じました。

 

とりあえず、採用していただいた中から1社を選んでそのほかの会社へ辞退の報告をしなければばりませんのでそちらへの苦悩をこれから味わわねばなりませんね。心苦しくて気が重いです。やはり、就職活動自体気が滅入ります。

 

 

【追記】

障碍者手帳を申請するほどではない軽度の疾患の場合の話です。障碍者手帳を持っていらっしゃる方はそれはそれで別な苦労があると思います。障碍者雇用枠を使わないで就労する際のことであるとお考えください。